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Envato Elementsに加入してから2週間使い倒したので、クリエイターの僕が本音レビューしていきます。
ブログ制作や動画編集をしていると、写真や動画などの素材を探すことにかなりの時間を費やします。
Envato Elementsを使えば、写真や動画だけでなく、音楽、効果音、テンプレート、フォントやWordPressのテーマなど幅広い素材をダウンロードすることができるので、素材探しの時間を大幅に短縮することができます。
また、素材探しの時間を短縮するだけでなく、素材のクオリティーもかなり高いので、EnvatoElementsに登録するだけでコンテンツの質が上がります。
まとめ動画を作ったりするときに、大量の素材をダウンロードできるとかなり便利!
Envato Elementsに加入しようと考えている人「YouTubeやブログ用の素材やテンプレートを無制限でダウンロードしたい。色々なソフトを使っているから多種多様のテンプレートがほしい。他社サービスと比べてのメリットデメリットがしりたい。」
こういった疑問に答えます。
本記事のテーマ
envatoe elementsの料金や評判は?現役クリエイターが徹底レビュー
読者さんへの前置きメッセージ
本記事では「Envato Elementsに加入したいけど、本当に価値のあるものなのか、他社サービスと比較してどっちがいいのか分からないよ」という方に向けて書いています。
僕自身Envato Elementsに加入する前は1週間ほど悩みました。
結論としてEnvato Elementsはクリエイターのみなさんにオススメできるサービスです。
それでは、さっそく見ていきましょう。
Envato Elementsとは何か
Envato ElementsはEnvato社が提供しているサービスです。
Envato社は、2006年にオーストラリアで設立されました。
Envato社はEnvato Elementsの他に、themeforest、videohive、codecanyon、audiojungleなどの様々な素材サブスクサービスを提供しています。
2023年10月現在では、130万点以上の動画素材、5,200万点以上の写真素材、51万点以上の音楽素材、数千点以上のその他の素材(ビデオテンプレートやフォント、WordPressテーマなど)を提供しています。
写真 | 50,000,000点以上 |
グラフィックステンプレート | 180,000点以上 |
ビデオ素材 | 4,300,000点以上 |
音楽・サウンドエフェクト | 710,000点以上 |
フォント | 25,000点以上 |
3Dテンプレート | 110,000点以上 |
WordPressテーマ | 43,000点以上 |
この数は日に日に増加しており、今後もどんどん増えていくことが予想されます。
価格について
Envato Elementsには2種類のサブスクが用意されています。
(チーム版もありますが、今回は割愛します)
月単位と年単位です。
年単位で契約することで50%OFFになるので、年単位で契約するのがいいのではないかと思います。
初月だけお試しで、月単位で契約して、気に入れば次月から年単位で契約するのもありかなと思います。
契約の種類 | 料金 | 年換算 |
---|---|---|
月単位 | 33ドル(4,924円)/月 | 59,088円/年 |
年単位 | 16.50ドル(2,562円)/月 | 30,744円/年 |
年単位(学割) | 11.50ドル(1,716円)/月 | 20,592円/年 |
学生の方は、学割を使うことで更に安く契約することができます。
学割で登録するやり方はこちらをご確認ください。
僕も学生なので、学校のメールアドレスでログインして学割の年単位で契約しました。
大学で発行されているメールアドレスからEnvato Elementsにログインすることで学割で契約することができます。
Envato Elementsに加入した理由
Envato Elementsに加入した理由は4つあります。
加入した理由
- 無制限に素材をダウンロードできる
- 動画編集の効率・クオリティが爆伸び
- 基本、商用利用が可能(検索時にフィルターあり)
- 料金がお手頃(学割あり)
無制限に素材をダウンロードできる
Envato Elementsでは、クリエイターに必要な素材が大量にダウンロードすることができます。
ブロガーやyoutuberだと、画像素材や動画素材、PremiereProやAfterEffectsのテンプレート、音楽などをダウンロードすることが多くなります。
試しにテンプレからYouTube用のオープニングを作ってみます
Envato Elementsにログインすると、このような画面が表示されます。
検索バーから素材を検索することができますし、その下のタブからそれぞれの素材を探すこともできます。
例えば試しにYouTube用の新しいオープニングのテンプレートを探してみるとします。
After Effectsのビデオテンプレートから「logo intro」と検索すると、12,708件の素材がありました。
今回は、一番左上にでてきた、ロゴイントロのテンプレートを使って、YouTubeのオープニングを作ってみようと思います。
素材をダウンロードすると、After Effectsのファイルを開くことができます。
Business Logoという名前のAfter Effectsのテンプレがしっかりとダウンロードできていますね。
ダブルクリックしてAfter Effectsを立ち上げると、この様なテンプレートがでてきます。
After Efectsを普段から使っていない人だと「なんじゃこりゃぁ」となるかもしれませんが、実はとても簡単にテンプレを編集することができます。
実はアーロンは、Envato Elementsに登録してからAfter Effectsに対する苦手意識がなくなったんだよね~
Envato Elementsからダウンロードしたテンプレートは、とても簡単にカスタマイズすることが可能です。
上の動画を見てもらえれば分かる通り、Editフォルダの中にある項目を編集するだけで完成します。
とても簡単にテンプレの編集ができるので、正直基本知識さえあれば、誰でもハイクオリティな動画を制作できます。
動画編集の効率・クオリティが爆伸び
Envato Elementsに登録してからすぐに3つのオープニング動画作ってみました。
このようなハイクオリティな動画を簡単に作ることができます。
その他にも、ユニークな広告っぽい動画なんかも作ることができます。
これらの動画は全てAfterEffectsのテンプレートを使用しましたが、もちろんPremiereProのオープニングテンプレートもあります。
EnvatoElementsでは、サブスクに加入していなくても、どんな素材があるかを検索することができるので、ぜひ公式ページから気になる素材を閲覧してみてください。
適当にだらだら見るだけでも面白いよ!
Envato Elementsの素材の商用利用は基本OK!ロイヤリティフリーとは?
Envato Elementsでダウンロード可能な素材の商用利用について解説していきます。
サブスクに登録するとEnvato Elementsのライセンスを取得できます。
Envato Elementsライセンスがあると、ロイヤリティフリー素材を自由に使用することができます。
【ロイヤリティフリーとは】
事前に決められた使用許諾条件内であれば、知的所有権に関する追加の使用量が発生しないことを意味します。
つまり、特定のルールを守れば素材を使用できるということです。
Envato Elementsの素材は、基本商用利用が可能
結論として、Envato Elementsの素材は、個人利用や商用利用が可能です。
SNSやブログ、商業向けの仕事にも利用することができます。
ただし、商用利用できない場合もある
- 素材の再配布・販売
- 素材をそのままのデザインとして商品化
- 中傷、ポルノ、差別など、人に不快感を与えるコンテンツ作成
- テレビやラジオ放送局、映画に音楽素材を使用する場合(使用する場合、問い合わせが必要)
上記のようなルールがあります。
Envato Elementsに加入すべき人とは
Envato Elementsは他社製品よりも、圧倒的な素材幅と素材数を誇ります。
素材 | テンプレート |
---|---|
・動画 ・音楽/BGM ・効果音 ・写真 ・イラスト ・ブラシ ・グラフィック ・3D素材 ・フォント | ・ワードプレス(Wordpress)のプラグイン ・ワードプレスのテーマ ・デザイン ・プレゼン用テンプレート(パワーポイント向け) ・Adobeソフト用 ・WEB ・CMS ・アドオン |
EnvatoElements | |
ストック映像素材 | 約4,300,000点 |
写真 | 約50,000,000点 |
PremiereProテンプレ | 約22,000点 |
AfterEffectsテンプレ | 約58,000点 |
DavinciResolve | 約4,000点 |
FinalCutPro | 約5,000点 |
Envato Elementsの気になるところ
2週間ほど使い込んでみて、気になるところもいくつかあったので紹介します。
これらはかなり気になったところです。
日本語対応していない
Envato Elementsは日本語対応していません。
英語のみ対応なので、英語が極端にムリという方はかなりマイナスになります。
解決策として、Google Chromeの日本語翻訳機能を使えばある程度理解できます。
しかし、素材を検索する際に日本語を使うことができないので、Google翻訳を活用し検索するという面倒なことになります。
ある程度英語になれている方であれば特に問題ありませんが、かなり気になるポイントなのは間違いありません。
フィルター機能が使いにくい
Envato Elementsのフィルター機能がかなり使いにくいと感じています。
フィルターをかけて検索する際に、複数選択できるタブと、できないタブがあり、使いにくいと感じます。
この例では、動画素材からTokyoと検索しています。
画質(Resolution)は1080pと2Kを選択できていますが、フレームレート(Frame Rate)は24fpsしか選択できません。
一括ダウンロードができない
Envato Elementsでは、なぜか一括ダウンロードすることができまえsん。
コレクションというフォルダみたいなところに、素材をまとめて保存しておくことができるのですが、まとめておいた素材フォルダを一括ダウンロードできません。
先日、ハロウィン動画を作ろうと思い、ハロウィンに関する素材をコレクションというフォルダみたいなところにまとめました。
ハロウィンのコレクション(フォルダ)を開くと右上に「Edit Name(フォルダ名変更)」「Share(共有)」「Delete(フォルダ削除)」の3つのボタンができてます。
Shareを選択すれば一括ダウンロードできるのかと思いましたが、残念ながら一括ダウンロードはできませんでした。
ここを改善してもらえると、かなり良くなるのではと思います。
他社の素材サブスクサービスとの比較
では、EnvatoElementsと主要な他社サービスを比較していきます。
比較する他社サービスはこちら
- Motion Array
- Motion Elements
- (Shutter Stock)
それぞれ特徴があって、自分にあっているサブスクに登録するのが一番だよ!
それぞれ一気にEnvato Elementsと比較した表がこちら
各種サブスク | Envato Elements | Motion Array | Motion Elements | Shutter Stock |
---|---|---|---|---|
料金 (月額プラン) | 4,924円/月 | 4,475円/月 | 未対応 | 3.500円/月 |
ダウンロード数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 10点まで/月 |
商用利用 | ○(一部不可) | ○(一部不可) | ○(一部不可) | ○(一部不可) |
解約後の素材使用について | × | × | ○ | ○ |
日本語対応 | × | × | ○ | ○ |
返金の有無 | × | × | × | × |
Motion Array
サービス名 | Envato Elements | Motion Array |
料金 (月額プラン) | 4,924円/月 | 4,475円/月 |
料金 (年額プラン) | 2,462円/月 | 2,983円/月 |
PremiereProテンプレ数 | 約22,000点 | 約18,000点 |
AfterEffectsテンプレ数 | 約58,000点 | 約16,000点 |
FinalCutProテンプレ数 | 約5,000点 | 約3,500点 |
DavinciResolveテンプレ数 | 約4,000点 | 約2,000点 |
Envato Elements
- 日本語に対応していないのと、フィルター機能、一括ダウンロードができないので評価が低い
- 素材の幅、量は圧倒的で、ほとんどのクリエイターが使える
- 年契約では約2,500円とコスパがいい
Motion Array
- 日本語に対応していないのと、フィルター機能、一括ダウンロードができないので評価が低い
- Envato Elementsほど素材の幅と量が多くないため、相対的に評価が低い
- 月額プランがEnvato Elementsよりも500円安い
- Envato Elementsと比べると少し高いが、それでも月額3,000円とかなりお得
Envato Elementsは素材数がとにかく豊富で、Adobeソフトのテンプレだけではなく、フォントやWordPressテーマなども提供しているので、幅広く活動してるクリエイターにオススメです。
Motion Arrayは、PremiereProとFinalCutProのテンプレ素材が多く、それらのソフトをよく使う人にオススメです。
Motion Elements
サービス名 | Envato Elements | Motion Elements |
料金 (月額プラン) | 4,924円/月 | なし |
料金 (年額プラン) | 2,462円/月 | 2,150円/月 |
PremiereProテンプレ数 | 約22,000点 | 約10,000点 |
AfterEffectsテンプレ数 | 約58,000点 | 約10,000点 |
FinalCutProテンプレ数 | 約5,000点 | 約4,200点 |
DavinciResolveテンプレ数 | 約4,000点 | 約1,400点 |
Envato Elements
- 日本語に対応していないのと、フィルター機能、一括ダウンロードができないので評価が低い
- 素材の幅、量は圧倒的で、ほとんどのクリエイターが使える
- 年契約では約2,500円とコスパがいい
Motion Elements
- 完全日本語対応し使いやすい
- フィルター機能がやや使いにくい
- Envato Elementsと同等レベルの素材数を誇る
- 料金が一番安く、少しでもコストを抑えたい人にオススメ
Envato Elementsは素材数がとにかく豊富で、Adobeソフトのテンプレだけではなく、フォントやWordPressテーマなども提供しているので、幅広く活動してるクリエイターにオススメです。
MotionElementsは、FinalCutProのテンプレが豊富で、尚且つ月額料金も安いので、FinalCutProユーザーや、できるだけ価格を抑えたい人にオススメです。
また、日本語対応しており、日本人クリエイターも多くテンプレを配信しているので、日本テイストの作品を作りたい場合はMotionElementsがオススメ
まとめ
Envato Elementsでは、画像、動画、音楽、テンプレ、フォント、WordPressテーマなど、クリエイターツールで必要な素材をほとんどカバーしています。
これほど幅広いコンテンツを提供するサービスは他にありません。
さらに毎月の費用のそこまで高くなく、コスパはかなり良いといえます。
去年までは7日間の無料トライアルキャンペーンが開催されていましたが、今は開催されていないので、僕個人的なオススメとしては、1度EnvatoElementsの1か月プランで試し、気に入れば年額プランに変更してコストを抑えるというのがいいのではないかと思います。
※この記事は2023年10月9日投稿されました。
当時の調べなので、もし変更点などがあればコメント欄にてお知らせいただけますと幸いです。